集中とリラックスを行う上で重要なポイントとして、家の導線があります。
例えば、神社の一般的な作法として、「参拝する際に、正中は神様の通り道なので歩かないようにする」と言いますよね。面白い話として、玄関のインターホンや鐘が鳴る音がしたり、ドアを開けて入ってきたり、こういったこともあります。
有益な存在は、礼儀正しいのです。
ちなみにですが、小さい頃はポルターガイスト現象が頻繁にあって、ガタガタ物が動き出したり電気が明滅したり。私はテレビを持ってないのですが、お世話になった田舎の家にお邪魔してると、急にテレビが付いたり。ついこの間も、出張先のビジネスホテルで深夜3時頃に急にテレビ付いて、しかも消えなくなって困ったりしました。こういったポルターガイスト現象というのは、エネルギーの澱だと考えています。
ですので、家でも導線をしっかりとした方が、有益な結果を生み出します。
見るべき所は「玄関」「廊下」「寝室」「窓」です。寝室の布団やベッドの位置が重要なので、ワンルームならば居間=寝室で問題ありません。
i) 玄関の靴はきちんと揃え、真ん中ではなく、端に置きましょう。
ii) 玄関から寝室までの導線は最短経路になる様に、そして通行の邪魔となる様な物は置かない様にしましょう。本人が労せず歩ける幅が必要で、その幅には床に置いている物を含め何も無い状態ということです。廊下があるならその廊下にもこれが適用されます。
iii) 寝室にある寝床の位置は、寝室入り口からと寝室にある一番近くの窓の両方に、可能な限り最短となる様に置きます。もちろん、これらの導線にも、何も置かない様にします。理想は寝室の真ん中に寝床となりますが難しいので、壁に窓があって壁に寝床が接しているのであれば、最短経路で何も物がない状態となりお勧めです。
これを厳密に行えば、「玄関」「寝室」「寝床」「寝室の窓」を最短経路で導線を引け、「廊下」等を含めこれらの導線には邪魔な物が無く労せず歩ける幅を確保できることになります。
家の導線を見直すことで、エネルギーの澱を無くすことが可能となります。礼儀正しい有益な存在を、綺麗な鐘の音や気分が和らぐ花の香りなどと一緒に、不意に感じられるかもしれませんよ。
最後に、こういった作業を難しいと感じる方は、発想を変えてみてはいかがでしょうか。日本は現在、天災による不測の事態が起こりうる状況にあります。寝床から玄関あるいは脱出の窓など、避難通路確保という意味でも十分意味のある作業だと思えば、意外と難なくできるのではないでしょうか。